ナイル・ロジャース: 僕は大げさに自慢してるんじゃないかって感じることがあるんだ。
ナイル・ロジャースは、彼が共にレコーディングやパフォーマンスして来た全てのアーティストの名前をリストアップした時に、時々それが「大げさに自慢してる」ように感じてしまう、と認めた。彼が共に仕事をしてきたスター達について語る時、ナイル・ロジャースは「自慢しすぎているのでは?」と感じることがあるという。
伝説的バンドであるシックは、ミュージック界の歴史上における様々なビッグネームのアーティストと共にレコーディングやパフォーマンスを行って来た。その面々とはダフトパンク、ファレル・ウイリアムス、マドンナ、デュランデュラン、そして今は亡きデイビッド・ボウイ、プリンスなどだ。
ナイルはミュージシャンとして、彼の人生を語ることは大好きだが、彼がコラボレートしてきたスーパースターの名前を並べ上げることが、自慢のように聞こえてしまうことがあることも理解している。しかし、彼はそんなつもりはなく、ただ単にそうした作品を誇りに思っているだけなのだ。
ナイルがBANG Showbizに語ったところによると、その63歳のスターは「まいったな、リストアップしたりしないでくれよ(笑)。僕は時々そのリスト上のビッグネーム達にふさわしくないのでは?なんて感じてしまうことがあるんだよ-それはまるで大げさな自慢みたいだからね。あぁ、勘弁してくれないか(笑)。僕はただ曲のレコーディングをするが大好きなんだ。僕の頭には音楽がポンと浮かんでくるんだよ」 ナイルは最近、ローラ・マヴーラと共に彼女の曲である「Overcome」で共に仕事を果たした。この曲は彼女の2枚目のアルバム『The Dreaming Room』に収録される。そして、『Le Freak』を生んだヒットメーカー(ナイル自ら名付けた白いストラトキャスターの名前でもある)は、素晴らしいコラボレーションとなったことで、30歳のイギリスのシンガーとスタジオで働いたことが「不思議な」体験だったと言った。
ナイルはこう説明した。「僕はローラ・マヴーラ自身と彼女の音楽について話は聞いていたんだ。だから僕たちは互いに面と向かい合って対峙する必要があった。その時にすごいバイブがその場に立ち込めて、特別で不思議なこが起こったんだ。それでその後に一緒に音楽を作ったら、それはきっと素晴らしいよね。みんなそういうことを経験したら、同じようなことを思うんじゃないかな。もちろん、ローラと僕はそれを素晴らしいことだったと思っているんだ」
ところでナイルは、スミスのギタリスト・ジョニー・マーと数年間非常に近しい関係にあり、二人で何度も競演したことがある仲だ。ジョニーはアイドルであるナイルの名を自分の息子に名づけるほど、シックとナイルの音楽をそれほどまでに愛している。ナイルは、彼がジョニーと一緒に曲をレコーディングする機会は必ずあるだろうと信じている。 ナイルは言う。「ジョニーは兄弟のような存在だから、僕たちがそうする可能性は常にあるってことなんだ。その時は必ずやって来るよ。わかるよね!」 今年の6月、ナイルは自身で企画した音楽フェスである「FOLD」をロンドンで開催するつもりだ。 彼は、ベック、ジョン・ニューマン、アリソン・モイエ、アンジー・ストーン、グレース・ラブリンスや、彼自身のバンドであるシックといったアーティストのパフォーマンスが行われるイベント「FOLD」の監督を行う。6月の週末、24日から26日に南ロンドンのフルハムパレス広場で開催されるイベントだ。