出る杭は打たれる。ディスコ・サックス(ディスコなんてダッせぇ)運動が幅を利かせていた1979~80年当時、大ヒットを連発していたのががシークだった。悲しい哉、ヒット曲連発という状態は前作で終わってしまう。

 しかしプロデューサー、プレイヤーとして関わったダイアナ・ロス『ダイアナ』は大ヒット。 同じプロダクションなのに 不幸にも『ダイアナ』の完成が遅れて立て続けに発売された事から本作は陰に隠れてしまった。バッシングの対象は音ではなく名前だという馬鹿馬鹿しさ。本作がシークの最高傑作だと思っている筆者はそう考え、負け惜しみを言いたいのだ。それ程、本作には最高の楽曲、最高のグルーヴ、コンビネイション、アルバムとしての高い完成度をたたえている。タイトル曲の「本当の仲間と生きていきたい」というメッセイジも力強い。