シスター・スレッジと取り組んだ二枚目、邦題は『ときめき』。バック・コーラスも自身で担当した事から彼女達の色の強い一枚となった(A1のみシークのコーラス隊が参加)。

 ロジャーズ&エドワーズは今作で四人を大人の女性へ脱皮させることに成功しており、バンドの演奏はますますタイトになった。A2のベイスのフレイズが歌の邪魔にならない事には驚きさえ感じる。ストリングズもピチカート奏法を使う等、ゴージャスさ=大人っぽさの演出に貢献。A3はタイトルに反し挑発的。B1は美しい言い回しだがかなり直接的な歌詞だ。B2はシンコペイションだらけの歌とひとパターン(2コード)の繰り返しだけのバンド・サウンド。緊張感だけで突っ走る

 充実の79~80年産シーク印の楽曲群にあって特に傑出した楽曲が揃っているにもかかわらず、売り上げが前作に劣るため見過ごされがちな本作。どうか隠れ名盤として愛でて頂きたい。