現在も半数以上がライヴ・レパートリーとなっている重要作。シングルA2とB1で彼等を知った方は少なくないはず。ファンク/ディスコ・バンドの本物度を測る鍵の一つはスロウ・ナンバーがダサいかそうでないかにあると思うが(実はロックも)、A3やB2、前作のB3から判断するならば彼等は本物だ。

 前作から打って変わってメンバー五名が顔を出すアルバム・カヴァーが示す様に「バンド」としての売り出しを始めた。更にインナー・スリーヴにはロジャーズ、エドワーズの写真が大きく配され、二人の双頭バンドである事も強調された(トンプスンが気の毒な程に)。また本作から自身のプロダクション“The CHIC Organization,Ltd.”のクレジットが登場、ビジネス面での地盤固めも行った。前作での様子見期間を経て、彼等もレコード会社も本気になったといえる。