ロジャーズ、エドワーズ各々のソロ・アルバムとデイヴィッド・ボウイ『レッツ・ダンス』を挟み発表された最終作。アルバム・カヴァーは我が国の誇るイラストレイターで当時は米国在住だったペーター佐藤が担当。自身のソロ・アルバムで使用していた当時の最新鋭ドラム・マシーン(Lynn)を、事もあろうかロジャーズはシークにも持ち込む。これにはエドワーズも面食らった様だ。トンプソンは自分のパートを録音した直後にボウイの世界ツアーに同行、完成版は日本で耳にしたという。半数以上で自分のドラミングがフィーチュアされていない本作をどんな気持ちで聴いたのだろうか。

 タイトル曲A1、トンプスンの切り込むドラム・フィルが活かされたA2等、聴き所は少なくないが「実験」の度合いが最も高いので好みは分かれるだろう。